CentOS 6の標準リポジトリからインストールできるPHPのバージョンは5.3ですが、ApacheにCentOS 6の標準リポジトリからインストールできるApache2.2.15を使用している場合、RemiのリポジトリからPHP5.6をインストールすることができます。
1.PHP5.6のインストール
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# yum --enablerepo=remi,remi-php56 install php php-common php-mcrypt php-mbstring |
尚、Remiのリポジトリから初めてyumコマンドでパッケージのインストールを行う際には、以下のような警告メッセージが表示されます。
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警告: rpmts_HdrFromFdno: ヘッダ V3 DSA/SHA1 Signature, key ID xxxxxxxx: NOKEY Retrieving key from file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-remi Importing GPG key 0xXXXXXXXX: Userid : Remi Collet <RPMS@FamilleCollet.com> Package: remi-release-6.6-1.el6.remi.noarch (installed) From : /etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-remi これでいいですか? [y/N] |
これはyumコマンドでパッケージのインストールを行う際には、GPG署名というものを使用して、パッケージの検証を行うようになっているのですが、その際に必要なキーが存在しないため、インポートしてよいか確認するメッセージになります。
キーのインポートを行うので、「y」を入力します。
尚、インポートされているキーは、以下のコマンドで確認できます。
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# rpm -qa | grep gpg-pubkey gpg-pubkey-xxxxxxxx-xxxxxxxx gpg-pubkey-xxxxxxxx-xxxxxxxx |
キーは、CentOSのリポジトリのもの、Remiのリポジトリのもの等、使用しているリポジトリ別に管理されます。
【補足】PDOでMySQLに接続する場合
PDOでMySQLに接続するには、pdoモジュール、mysqlndモジュールが別途必要となります。
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# yum --enablerepo=remi,epel -y install php56-php-pdo php56-php-mysqlnd |